個人的に、具体的に気を付けたこと。

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今回は、統合失調症との闘病の過程で私が努力したことを具体的に書きます。
個人的に、正しい努力だったと確信しています。

1,カフェインを摂りすぎない

コーヒーを一日に一杯程度にとどめるように心がけ、ガム等でカフェインでの目覚めを目的とする食べ物は基本的にやめました。

私が統合失調症を発症する直前、完全なカフェイン中毒のようになっていて、常にカフェインを含むガムを噛みながらコーヒーを何杯もおかわりしていました。

カフェインを摂ると、当然ながら目が冴えてきます。そして知らず知らずのうちに脳みそにオーバーワークを強いていたと思います。

頑張りすぎてしまい、休むことを忘れた日常で脳みそに負荷がかかりすぎたために、私の脳は悲鳴をあげたと思っています。

カフェインをできるだけ摂らないように気を付けると、夜の寝つきが全然違いました。

眠くて眠くて仕方なくなることもあり、完全にロングスリーパーになってしまいましたが、

それが統合失調症を治癒に導いてくれたと思っています。

ストレスを感じると眠くなることが多く、きっと私はもともとストレスに弱い脳みそを持っていると思います。

その脳みそに負荷をかけすぎない。必ずよく眠って疲れをとる。このことを努力しました。

リスクはあったと思います。

それは人生で大事な時に頑張りがきかないリスクで、自分の思うような人生を実現することが難しいというリスクです。

統合失調症が治る保証もないのに、休む努力を行う。今思えばギャンブルのようでした。

もちろん、大学生活で課題をこなすためにコーヒーでテンションを上げたり、多少はカフェインを摂取していました。

それでも、統合失調症にまっしぐらに突入した高校生活を思えば、大分スローダウンしました。

結婚して妊娠すると、私はカフェインを完全に断ちました。

(娘を妊娠した当初はまだ抗精神病薬の服用は続いていました。妊娠することに問題ない程度の量にはなっていましたが)

カフェインをやめた理由は、子どもにはへその緒を通じてダイレクトに伝わるもので、代謝されにくいと知ったこと。

そして、産まれる前からカフェインの興奮を伝える必要はないと思ったこと。

そして、精神的に弱いことが子に遺伝する可能性も否定できないため、少しでも子どもの脳みそを余計な興奮・刺激から守って産みたいと考えたからでした。

そして、私は妊娠中に統合失調症を卒業することとなりました。

詳しくはまた別の記事で書きたいと思います。

我が子のために行ったカフェイン断ちでしたが、結果的に私の病気を完治に導く力になってくれた気がします。

2, 抗精神病薬を少しずつ減らしていく

強制入院から退院、その後の10年にも及ぶ闘病生活の中、私は少しずつお薬を減らしていくようにしていました。

精神科に診察に行っているさなかに、先生から「お薬を減らしてもいいですけど、どうしますか?」という打診がたまにありました。

私は相性の問題や引っ越しの都合等の理由で数回精神科を変更しましたが、半年程度受診を継続していると、このような打診があったように覚えています。

そんな時、必ず私は減らしてもらうように希望しました。

初めは本当に大量のお薬を飲んでいました。

そのお薬を少しずつ減らし、種類も少しずつ減っていきました。

セレネースが終わり、コントミンが終わり…。

覚えきれない程の大量のお薬を飲んでいましたが、リスパダールのみの単剤処方(一種類だけのお薬を処方されること)となっていきました。

そのリスパダールの量も徐々に減っていき、リスパダールをルーランに変更してさらに減らし続けていく。

そのルーランも最終的にゼロになり、念のため受診を数回行い、そして通院・服薬の必要はなくなりました。

その過程で、受診している精神科医には必ず「減薬したいです」という思いは折に触れて伝えるようにしていました。

私は統合失調症のお薬の服用を急に止めたことで、強い症状が出て強制入院した経験があります。

なので、絶対に急に止めることはできないと分かっていました。

少しずつ減らしていき、いつかゼロにする=断薬する。ゼロにできなかったとしても、限りなく少なくする。その夢を捨てませんでした。

大量のお薬を飲みながら「それはいつになるのだろう…」とため息をついてばかりいた時もありますが、諦めなくて本当に良かったです。

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