いつもブログを読んでくださる皆さまのおかげで、処女作となる書籍を出版にこぎつけることができました。本当にありがとうございます。
早速読み終えた読者さまから、嬉しいご感想をたくさんいただいています。
このnoteの記事に随時、いただいたご感想を追加して更新しています。
私の本を読み、ご感想を寄せてくださることが本当に嬉しいです。本を書けて良かったなあとしみじみ感じています。
書籍の概要を、本の前書きから引用します。
概要
【書籍説明】
統合失調症という病気をご存知でしょうか?
幻覚と妄想がある精神疾患です。私は強制入院しました。本人の意思と関係なく閉鎖病棟入りです。高校3年生の冬でした。
入院の数日前から、人が頭の中で話していました。
「あなたは、ほんとうにいい子なのね」
「ねえ、そんな家、出ちゃいなさいよ」
やがて私は幻聴をそのまましゃべるようになりました。
精神科には救急車で運ばれました。
「この感じは、日頃とは違うんですよね?」
医師が私の母に尋ね、母は強くうなずきました。
気を失った私は、閉鎖病棟に運びこまれました。
天井近くの小窓には鉄格子。脚も手もお腹も拘束。
手も足も動かせないことに、悶え苦しみました。3ヶ月で退院しましたが、退院後の生活は苦しく、統合失調症の症状より生きるストレスに発狂しそうでした。
それから15年ほど経ちます。
今、私は結婚して一児の母です。子育てには苦労していますが、落ち着いた日々を送っています。統合失調症でも、人生をなんとかしたい。その一心でした。
この本を手に取って下さった、みなさまの人生がなんとかなるための本を書きました。※本書に登場する人物は全て仮名です。
この本について、色々とツイートもしています。
「メンヘラ」という言葉を私は本のタイトルに入れた。否定的な意味で入れたのではない。「メンヘラ.jp」という有名なサイトがあり、私は尊敬している。そこは心の傷をえぐられない安心感のある、素晴らしいサイトだ。何度も救われた。メンヘラという言葉は、当事者の希望にもなりうると、私は思った。
— あやみ@出版『統合失調症』 (@AyamiSomeya) June 8, 2020
なぜあそこまでさらけ出したのか、勇気が必要だったでしょうと聞かれるたびに考える。この本の構想は結構長いこと練っていたから、勇気を振り絞って書いたという感じではないんだ。ずっと文章のイメージは練ってた。これは自分だから書ける特殊な内容で、価値があるって確信して、絶対書こうと思ってた
— あやみ@出版『統合失調症』 (@AyamiSomeya) June 8, 2020
私は闘病の発信を、闘病中にはできなかった。すべて終わり完治してから、ありありと記憶に残るすべてを書き出した。伝えたい、向き合いたい、書き残したいという思いが湧いたからだ。例えば闘病中に発信する方が「ライブ感」はあっただろうなと思う。しかし真っ只中だった時は、それどころではなかった
— あやみ@出版『統合失調症』 (@AyamiSomeya) June 2, 2020
私の書いた本を読んでくださることは本当に嬉しい。売れたことも嬉しいが、その人が人生の時間を私の本を読むために使ってくれたことが嬉しい。私が書き連ねた文章を読むために、まとまった時間を割いてくれたことが、本当に本当に嬉しい。時間は最大のプレゼントだ。ありがとう。本を書いて良かった。
— あやみ@出版『統合失調症』 (@AyamiSomeya) June 2, 2020
「書き上げた途端に精根尽きて息絶えるかもしれないというくらい」と、私が敬愛する本の後書きに書いてある。中山可穂という作家の小説『感情教育』で、生涯手放せないであろう本だ。人生を投じて書いた本の気迫は、凄まじいものがある。本を書くなら、そんな本を書きたい。そういう夢を抱かせてくれた
— あやみ@出版『統合失調症』 (@AyamiSomeya) May 30, 2020
なぜ私は自分が一番苦しみ抜いたポイントを掘り下げて開示することに抵抗がなかったのだろう。子育てに苦しんで自分に向き合いたかったこと、倒錯気味のナルシシズムやマゾヒスティックな傾向もあるし、ブログを始めた時すぐに本題を深めたため、当時は読者がほとんどおらず気楽に書き始めたこともある
— あやみ@出版『統合失調症』 (@AyamiSomeya) May 28, 2020
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