母乳が出るようになれば今度は胸も強く痛むようになりました。
私は出産入院中、夜間はずっと娘を新生児室に預かってもらっていました。
一般的には母乳が出るのであれば夜間も3時間おきには授乳した方がいいのです。
そうすれば与えるべき母乳がちゃんと赤ちゃんに吸われていくことで
胸の痛みが多少は軽減されるのだからと、助産師さんに説明されました。
それでも私は夜間は預かってもらい、まとめて眠ることを優先しました。
統合失調症を卒業、もう治療しなくて良いというところまで戦った私ですが
自分がストレスに弱いのだということを忘れたことはありません。
私にとって「寝る」ということの優先順位は、一般的な人に比べてかなり高いと思います。
私は産後退院してからも、3時間おきの夜間授乳は結局やることはありませんでした。
私は寝付いてから、中途半端にしか眠らずに途中で起きることがすごくつらいのです。
なので退院してからしばらくは、夜12時の授乳をした後は夜3時の授乳までは夜更かしをして過ごし、その後に眠って朝の授乳は夫に任せミルクを与えてもらうという方法をとっていました。
夜更かしというのが何とも理解されにくいところかもしれません。
細切れであっても、睡眠をとって休んだ方が楽なのではないか。
一般的には細切れでも寝る方法が推奨されています。
でも私は、寝付いたら途中で起きることが本当につらい。耐えられないほどつらいのです。
もともと朝がすごく苦手で、夜の方が気分が優れているということもあり
夜更かしスタイルは私には合っていました。
でもこのスタイルは、一般的には批判されてもおかしくないと思っています。
休める時に横になって休み、少しでも体力を回復して育児に向き合う。これが王道だからです。
産後すぐから今に至るまで、これに限らず、私はずっと「(周囲に)一般的には批判されてもおかしくない」育児スタイルをとり続けています。
そういったスタイルを選ぶ理由は
「私がそうしたいから」
それに尽きます。
「子どもにとっていいことだから」
ではなく
「私がこうしたいから」
を優先して選ぶ育児方法。
例え日本で推奨されていなくても、インターネットで検索を繰り返し、海外でうまくいっているという事例があるのであれば積極的に取り入れる。
(夜更かしスタイルに関しては海外を参考にした訳ではありませんが。)
巷では
「ネットで検索しすぎるな、自治体や医師に相談しなさい」
なんて言いますが
私からすると違和感を感じます。
自治体や医師、看護師や助産師、保健師は
基本的には画一的なことしか言いません。
子どもには様々な個性があるはずですし、
また母親・父親にも様々な個性があるので
必要なアドバイスはきっと多岐にわたるはずなのに、
どこに相談しても「画一的なことしか言われない」というつらさをずっと感じてきました。
ネットで幅広く検索し、自分に合うスタイルを探す。
その方がよほど自分らしい育児ができる。
私はそう考えています。
そしてそうやって育てている娘は、今のところとても元気に育っています。
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コメント
こんにちは
貴方のお世話の方法、大賛成です!
世の中へんですよね。
病気で開腹手術をした患者は、術後の臓器の癒着を減らすために歩き回るのはもちろん推奨されていますが、
患者に誰かの世話なんかするほどの重荷を課したりしませんよね?
産婦人科で看護師以外で世話をするシッターのような制度があればいいのですが。
なぜ産後すぐにすごい働きをしなきゃなんないんでしょう?
腹部を切って腹筋なんか動かしたくないし、抱っこなんて無理すぎなんだから、搾乳器で取って、世話係の人に哺乳瓶でミルクを与えてもらえばいいと思いませんか?
退院後、3時間おきなんて重圧を課されたら、
それこそノイローゼになってしまいます。
私はフェミニストではありませんが、
なんか女ばかり損だなと思うのです。
もともと精神的肉体的苦痛に耐えてまで子供が欲しいとは思わないので、子供はいません。最初から最後まで完全無痛だとしても、子供はいらないです。
我々も苦労してきたんだからあんたも苦しめ!というバカな母親が多いせいで、女は子供がかわいいと思って当然、かわいいと感じると痛みを忘れるのが当然、というアホな神話がまかり通ってますが無視無視。母性の押し付けなんて馬鹿らしいですよね。
貴女は貴女の心地よいと思う生活を送ればいいんです。三日嫌な思いをして結局開腹というあなたの肉体的苦痛を思えば、出生後は半分以上夫が負担すべきです。夫に交代すべき。
そのほうが家族が互いに苦労を分けあえるとおもいますよ。
めぐみ様
コメントを頂きましてありがとうございます。
「統合失調症、卒業。」のそめやあやみです。
私の育児方法に賛成の意見を書いて頂き、ありがとうございます。
このブログには私の個人的な体験を語っていますが、共感して頂けるととても嬉しいです。
>貴女は貴女の心地よいと思う生活を送ればいいんです。
私を思いやってくださり、ありがとうございます。
現在の生活は、そのように心がけて過ごしています。
私は過去の人生で、心地よい生活を送りたくとも不可能な人生が長かったので、それが可能な環境を与えてくれる夫には、いつも感謝しています。