夫との出会い、そして恋愛(4)~結婚に至るまで~

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私はEさんとの結婚を夢見るようになっていました。

一緒にいて楽しい。

私のことを理解しようと努力してくれる。

 

でも、その時点でまだ男女としての深い関係にはなっていませんでした。

 

交際して数か月しても、手を出されないことに私は驚いていました。

 

 

少ないですが交際経験はあり、それをEさんは分かっていましたし 

ましてEさんは離婚歴がありました。

 

それでも、不思議なくらい「キスとハグだけの関係」が長く続きました。

 

私はしばらくの期間、結婚願望を一人で抱き続けていたわけですが、

それをEさんに話すことはしませんでした。

 

Eさんの気持ちが固まるまで、待ちたい。

焦らせることに、意味はない。

 

そう考えていました。

 

そもそも結婚願望が強い私でしたし、

お互いに婚活をしていたことは知っていましたから、

Eさんが真剣に考えていてくれることがそれとなく伝わってくるデートでした。

 

中距離でも毎週末会いにきてくれて、

大体週に一度長電話をしていました。

LINEやメール等での頻繁な連絡はしませんでした。

 

交際して半年経った頃、二人きりの旅行に誘われました。

そこで初めて深い関係になり、

旅行から帰ってほどなくしてプロポーズされました。

 

「僕と結婚してください」

「はい!!」

 

即答でした。

何も迷うことはありませんでした。

 

告白のときも、プロポーズのときも、

いつもはっきりと言葉にして伝えてくれました。

 

(大切にされるとはこういうことなのか…!!!)

 

Eさんに教えてもらったのは、

人を真
剣に愛するということでした。

 

そして私はEさんの妻になるために

お互いの両親に挨拶し、

二人の新居を探したり、結婚式の準備をしました。

 

両親への挨拶は問題なく進みました。

私はEさんの両親が大好きになり、

今では自分の両親と会話するよりも楽しい時間が過ごせるほどになっています。

私の両親もEさんとの結婚を心から喜んでくれました。

 

結婚式はこだわって挙げました。

 

Eさんにとっては二回目の結婚式でしたが、

私にとっては初めてでしたので

「やった方がいいよ」

と言ってくれました。

 

お気に入りのドレスを探すために

何度も試着を行い、

同行してくれて写真をたくさん撮ってくれるEさん。

 

試着だけでも楽しくて仕方なくて、

結婚式の準備は

「楽しくてたまらない」思い出でいっぱいです。

 

BGMを一緒に聴いて選ぶのも楽しいし、

試食会に出向いて披露宴でお出しする食事を考えるのも楽しい。

 

結婚式は、当日だけではなくて

一緒に協力して準備したことも大切な思い出になっています。

 

式の当日は、列席してくださった方々の活き活きとした表情が本当に嬉しくて、

こだわった音楽が雰囲気を決めていく「空間づくり」をできた達成感が半端なくて

一つのショーをやり遂げたような嬉しさであふれました。

 

Eさんの一度目の結婚式に列席された方々も

私との結婚式にもう一度列席してくださり、

心からの祝福をしてくださいました。

 

Eさんと私は結婚し、それからすぐ一緒に住み始めました。

 

非正規の仕事は、結婚と同時に辞めました。

そこからずっと今まで、私は専業主婦をしています。

 

共働きで貯め時と一般的に言われている、いわゆる「子どもができるまで」の期間も専業主婦でした。

 

統合失調症という病名は、結婚に至った頃はまだ持ち続けたままです。

それでもこんなに幸せな結婚ができました。

 

交際半年でプロポーズされ、何のもめごともなく納得の結婚式を挙げて

仲良し夫婦として暮らし、専業主婦をさせてもらえる。

 

独身の頃より、「時間もお金も」余裕があります。

非正規で働いていた頃はお金はカツカツで、時間もなくて疲弊していました。

 

その苦しみから救ってくれたEさんには、感謝してもし過ぎることはありません。

 

その感謝の気持ちが高じて、Eさんがかねてから欲しがっていた子どもを作ることを「何の迷いもなく」

決めました。

今思い返すと、自分が子どもを欲しいと思ったことはなかったように思います。

ただ、私はEさんに恩返しをしなくてはならない。

こんなに幸せにしてくれたEさんに、私も何か幸せをあげたい。

 

その気持ちが募って、子どもを作ることに躊躇することはありませんでした。

 

もともと妊娠・出産を視野にいれて統合失調症の治療に向き合ってきた私です。

今こそ、やるときだ。

そう考えた当時、大きな気負いはありませんでした。

 

それから経験したさまざまな出来事は、私の人生を大きく変えました。

それについてはまた後日書かせて頂きます。

 

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