株式投資で、私が教科書として読んでいる本とは。

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株式投資を私が始めた、最初のきっかけは夫の勧めでした。

子どもの教育費を貯めるために、何か新しい口座を開設しようか?

という話になり、

夫は「NISAで貯めよう」

と言いました。

その当時は、株式投資について興味も理解もなかったのですが、

夫がそれがいいと言うならそれでいいかなと思いました。

家族のお金の管理は夫が担当しているので、夫に決定権がありますし

税金の面で優遇されるのはいいなと思いました。

NISAとは、2014年1月にスタートした、個人投資家のための税制優遇制度です。NISAでは毎年120万円の非課税投資枠が設定され、株式・投資信託等の配当・譲渡益等が非課税対象となります。

(金融庁ホームページより引用)

そのように夫の判断で始めた株式投資でしたが、そのNISAの口座は私の名義で作成しました。

夫は既にNISAの口座を持っており、NISA口座は一人に一つと決まっていたからです。

ちなみにその当時は「積み立てNISA」はまだ世の中にありませんでした。

つみたてNISAとは、特に少額からの長期・積立・分散投資を支援するための非課税制度です(2018年1月からスタート)。購入できる金額は年間40万円まで、購入方法は累積投資契約に基づく買付けに限られており、非課税期間は20年間であるほか、購入可能な商品は、長期・積立・分散投資に適した一定の投資信託に限られています。

金融庁ホームページより引用)

当時の投資姿勢は、基本的に夫にお任せで、私は受け身でした。

産まれてすぐの娘の育児にかかりきりで時間がないということもありましたし、

あまり興味をひかれませんでした。

しかし、このブログを書き始め、自分がやっていると他の人のブログも気になるもので、

色々とブログを読むようになり

「ダークネス」というブログに出会い、

読み込むにつれて、株式投資への興味が深く、強くなってきました。

私が株式投資の教科書として繰り返し読んでいる本は、これです。

本に一貫して流れている、世の中は厳しく苦しいものだという世界観に強く共感します。

また、これは著者の鈴木傾城さんの文章すべてに共通する特徴だと思いますが、

「弱い立場の人達に共感する心・気持ちをベースにしながらも、冷静に世の中を俯瞰し、強く現実的な対策を打ち出す」

そんな本です。

弱い立場の人に強く共鳴しながらも、強く現実的な対策を具体的に書ける人はなかなかいません。

普通は「共感か、具体的な対策か」どちらかに傾くものだと思います。

傾いた主張の本も、味があったり個性が感じられて感動するものはたくさんありますが、株式投資の本としては、バランスがとれているというのは素晴らしいことと思います。

苦しんでいる人の心の痛みに共感し状況を理解できる人は、なかなか現実的な対策を打ち出せないし、

具体的で世の中にフィットした対策を打ち出せる人は、なかなか苦しんでいる人の気持ちや置かれている状況を理解できない。

そういうもどかしさを感じる世の中ですが、この本の著者の鈴木傾城さんは限りなく両立できていると思います。(余談ですが、私もそんな文章を目指しています。)

それができる理由は著者の人生経験にあるようです。

長くなりますのでこの記事では割愛しますが、特殊な経験を重ねて人生観・社会観をかたちづくったようで、その人生に共感する人は少ないかもしれませんが、だからこそ「普通は気づかない」レベルまで世の中を洞察できる作家だと感じます。

邪悪な世界のもがき方。そのもがき方が、株式投資なのですが

ギャンブルとしてではなく、安心して堅実に株式投資に取り組むためには必読の書だと考えています。

具体的にお勧めの株式銘柄も明記してあり、実践的でとても参考になります。

ちなみに、電子書籍でしか読めない本です。紙での出版はありません。

kindleはAmazonの電子書籍ですが、専用の端末を持っていなくてもパソコンのアプリで読めるので、

私は専らパソコンで読んでいます。

私は米国株投資をすると決め、実践しました。

株式を何度も売り買いするのではなく、持ち続けるスタイルを基本とすると、

驚くほど株式投資は「安心感のある」ものでした。

安く買って高く売る方が短期間でお金ができるのかもしれませんが、

それをしようとして、結局高く買って安く売ってしまうことになる人が多いと感じています。

自分の「市場の読み」を過信せず、あくまで株式暴落のニュースを読んだら株式を買って、そのまま放っておくと配当金が振り込まれてくるし、値上がりもする。

そのスタンスであれば、「ありがたい」の一言がすべてです。

このスタイルを、この『邪悪な世界のもがき方』で学ぶことができました。

この本は難しい言葉がほとんど使われておらず、とても読みやすくあっという間に読めてしまう本なのですが、それが逆に専門性に欠ける短所ととらえられることもあるようで、批判的なレビューも複数あります。

確かに精密さや多くのデータ・証拠を求める人にとっては物足りないのかもしれませんが、

この本のすごさは「木を見て森を見ず」になっていない

ところなので、読みやすく平易な文章で本質をつかむことを実現した、脱帽の一冊です。

いきなり株式の話をすると、(私に似つかわしくないと感じられてしまうか?)と思ったり

(不安を感じさせてしまったら?)と逆に私が不安になったりもしましたが、

株式投資について書いた最近の記事はよく読んで頂いているので、

肩に力を入れず自然体で書いていきます。

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