子どもに対して愛をあまり感じない私は、子どもに対して時間を割くこと、手間がかかること、お金がかかること等が苦痛に感じてしまいます。
それは結構つらいことです。
どうしても、子育てには時間も手間もお金もかかるものなので。
その苦痛をなんとかしたくて、google検索もたくさんしました。
しかし、検索で答えが出るようなものではないようでした。
同じ悩みを持っている人がほとんど見当たらないのですから…。
その堂々巡りを変える分岐点になったのは何か。
それは
「自分を幸せにするために生きる」
と思った時からだと思います。
私は独身の時期、母親の夢を叶えるために人生を棒に振ったと今でも思っています。
そして、夫が私を選んでくれたことへの感謝を伝えるために子を産んだ、ということも
自分で決めたことではありますが、夫の夢を叶えるための行動でした。
そこに、「自分を幸せにする」という観点はありませんでした。
もともと私は、自分が幸せになることは無理だと諦めていました。
「統合失調症を患った自
分が幸せになれるような世の中ではない」とずっと思っていました。
実際、生き抜くことで精一杯の時に「幸せになりたい」と思うことは時に邪魔になります。
まずは、生き抜くことに専念しないと、欲張ってしまったために生きることすら難しくなることはあり得ます。
私は仕事が全然できなかったので、結婚しないと生きていけないと考え、なんとしても結婚したいと思って婚活し、ひたすら多くの男性に会っていた時期がありました。
妊娠・出産のことを真面目に考え、結婚の話はおろか恋人すらいない時から葉酸サプリを飲んでいたのも
「自分が結婚して、相手にしてあげられることがあるとしたら、出産しかない」
と強く思い続けていたからでした。
その時期、幸せになりたい、自分が幸せになれそうな人を選ぶという視点は皆無でした。
ただひたすら、私でも選んでくれる人がいたらその人と結婚する。そういう気持ちでした。
実際、私を好きになってくれる人がいればこちらから断ることはありませんでしたし、
基本的には相手から、いつも断られていました。
それが結果的に私をひたすら愛してくれる夫と巡り合えることに繋がったので結果オーライだったのですが、
問題は結婚・出産までしても「（自分が）幸せになる」という観点がゼロだったこと。
私はそう考えました。
自分は子どもが欲しいのか、なんて考えたこともなかったのです。
ただひたすら、子どもが欲しい夫の願いを叶えるために。
絶対に離婚されたくないから、という思いもありました。
ただそこに、自分から離婚を切り出すイメージは全くなくて
ひたすら夫に別れを切り出されないように。
嫌われないように。
それだけでした。
実際に子を産んでみて思うことは
自分の子どもが欲しいという強い気持ちがあって産んだのでなければ耐えられないだろうと思うほどに
育児は大変だということ。
そんなことはない、自分の子どもは問答無用で可愛い！というお母さん達もたくさんいらっしゃるのでしょうが。
そして、無意識に私もそうなると思っていたのですが。
残念ながら、そうはなりませんでした。
そして、それを乗り越えるために自分に言い聞かせたことが
「今からでも、自分を幸せにするために生きよう」ということ。
もう、生き抜いていくための土台はできた。
真剣に愛してくれる夫と結婚し、経済的に安定し、夫の夢である子を出産して育てている。
もう、原則、自分は生きていける。
だからこの先は、自分を幸せにするために生きよう。
私の人生は一度きり。自分が、幸せになりたい。
自分を優先しよう。
自分のやりたいことをやろう。
子どものために自分を犠牲にするのはやめる。
どうしても犠牲にしなくてはならない時は、できる限り犠牲にならなくて済む方法を考え、調べ、検討して実践する。
自分の生き方を決めた時から、メンタルの状態が少しずつ安定してきました。
「自分が幸せになるために生きる」
このことを少しずつ、実践するようになりました。
子どもを持ってから自分優先に生きるなんて、
矛盾もいいところですし
なかなか実践できないことに逆にストレスがたまるのでは？と思う方もいらっしゃると思います。
けれどそんなことはありませんでした。
私は産後半年にも満たない時期に早々と母乳育児を辞め(産後、向
き合ったこと（７）～母乳育児を辞めた時～ )、完全ミルクにして
寝かしつけを「しない」育児を決行しました。
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